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「エンタの神様」がブレイクして、長らく続いていたお笑いブームですが、現在ではお笑い芸人がもっぱらネタを見せる「ネタ番組」がレギュラー番組としてはなくなってしまい、業界には衝撃が走っています。
これに一番困っているのは、お笑いブームに乗って、「お笑い芸人になること」を夢に頑張ってきた、お笑い芸人の卵たちです。夢であったネタ番組という舞台もなくなってしまいました。
確かに、お笑い芸人たちは今でもバラエティ番組で活躍していますが、それは、ネタ番組で人気を獲得した、かつての芸人たちです。新人芸人がネタで笑いとをって視聴者の支持を得て、そのままスターになっていくという道が閉ざされてしまったのです。
また、これからの子どもたちは、テレビでネタを見ることがないので、お笑い芸人になりたい人たちが一体何を目指しているのかも分からなくなってきてしまいます。
では、本当に視聴者は、ネタ番組に飽きてしまい、視聴率が取れないのでしょうか?
むしろ、面白いネタはこの10年間で考え尽くされてしまい、新しいパターンを考えるのは難しくなっているというのがその答えでしょう。そのため、10年間ネタ番組を見てきた視聴者は、もう何を見ても新鮮みがない。逆に言うと、あと数十年すれば、お笑いネタ番組を見たことがない人たちが多数を占めるようになり、またお笑いネタ番組ブームが復活する日も来るかも知れません。
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