同窓会の類は、なかなか同窓生全員が参加、出席率１００％とはいかないものです。年配になってくると死没などの事情もありますが、そうでなくとも、同窓会には「出るのが恥ずかしい」と考える人たちがいるからです。

　勝ち組の人たちは、臆することなく同窓会に出席して楽しめます。学生の時の立場とは関係なく、意外に学生の時に目立たず地味だった人が、勝ち組になっていることもあります。ここでいう勝ち組とは、社会的な成功を収めていると言うことです。

　端的にいうと、まず適齢期を過ぎていれば、「結婚していること」「子供が居ること」「持ち家があること」「年収・職業の観点から一定の社会的地位を得ていること」になります。

　加えて、容姿の問題もからんできます。薄毛が原因で引きこもり、等の例もあるからです。すっかり頭髪が減って変わり果てた姿をさらして参加する同窓生は、他の面で勝ち組だからなのかも知れません。

　しかし、負け組だからといって同窓会に行かずに引きこもっていては、 いつまでも負け組を脱却できません。変なプライドは捨てて、参加してみることが、自分にとってもプラスなのです。負け組がひがんでいるのは自分自身の問題で、勝ち組は、人が負け組かどうかなんて気にしていないのですから。