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 テレビやニュースで、若い女性が被害者の殺人事件などを聞くと、その被害者のことが気になり出す人がいます。もちろん、テレビではこの手の事件は執拗なまでに掘り下げたり、あの手この手で写真や最近では動画まで入手し、プライベートな交友関係までを視聴者の元にさらします。ある意味、テレビやニュースの制作者もまた、フェチであるといえます。

 その影響を受けてのこともあるかも知れませんが、若い女性が被害者となった殺人事件が起こると、その被害者名でのインターネット検索件数が急上昇するようです。不謹慎なことなのかもしれませんが、それを言ったら、興味本位のニュースを全国に流す方も不謹慎。ワイドショーが成立しているよこしまな野次馬根性と何ら変わらないと見て取ることもできるので、不謹慎かどうかで言えば、これらは同じ穴の狢です。

 しかし、この手の行動は当然、ある種のフェチシズムでもあります。そもそも、死体フェチという分野も存在しますから、人の行動は良く分かりません。こういった犯罪被害者フェチの心理というのは、加害者心理のナゾをとくためにも、研究の価値があるとも言えます。

 そして、現在はインターネット環境が
充実し、犯罪被害者フェチの心理をくすぐり、検索してみようと思わせる環境は整っています。探せば見つかるかも知れない、このあたりがまた、のぞき見的な心理をも刺激していると言えるでしょう。

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