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会社に届いたお年玉付き年賀ハガキが当せん 商品は個人でもらって良い?

 
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 会社や役所などに勤務していると、正月休み明けは、取引先や納入業者など仕事上のつきあいでの年賀状がたくさん届くという人も多いと思います。その多くは、「お年玉くじ付き年賀はがき」と思いますが、これが当たった場合、商品の切手やら何やらは、個人的にもらってしまって良いのでしょうか?

 細かいことを言うと、これは年賀状自体が誰に所有権があるのかということであり、それは差出人が「会社に出したつもり」なのか「会社に勤める個人に出したつもり」なのかによります。しかし、多くの場合は、そんなことは考えてもいないはずです。ですから、その年賀状が、差出人のポケットマネーで差し出されたのなら個人に出した、会社の費用や公費で出したのなら会社に出した、と推定するしかないでしょう。しかし、そんなこと、普通は聞けませんね。

 年賀状の所有権が会社にあるという立場に立てば、その商品を勝手にもらってしまっては、立派な横領罪です。ですから、うるさい会社では、年賀状は全て総務部門等で預かり、お年玉くじの当籤を確認して当たっていれば商品と交換し商品は会社のものとする、ということを行います。これは、一見世知辛いようですが、社員を犯罪者にしたくないという親心でもあります。

 安全策に立つならば、当たった年賀状も交換せずにおけばよいのです。会社に届いた年賀状は、お年玉くじの権利を放棄する、というつもりでいれば、横領罪に問われることはありません。

 職場に届く年賀状は、庶務係など誰かの手で各社員に配布されますから、
その時点で「誰に、くじ番号何番の年賀状が届いた」というのは全て記録しようと思えばできます。ですから、こっそり記録しておいて、あとで商品をくすねた社員をあぶり出し、リストラのネタに使うなんていうことも考えられますので注意が必要ですね。

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