一年の計は元旦にあると言います。元旦を心を入れ替えて過ごすことは、一年に気合いを入れて心機一転、新しい気持ちで物事に取り組むには良い機会でしょう。

　しかし、元旦は大抵、仕事も学校も休みですから、やはりどうしても寝過ごしてしまいがちです。夜遅くまで、くだらない年越し番組をテレビで見ていたならなおさらですね。

　取り立てて早起きをするつもりがなかったにしても、思っていたより寝過ごしてしまうというのはやはり気分は良くないものです。一年の始まりが気分が良くないというのは、やはり問題でしょう。

　ですから、後悔ばかりせずに、考え方を変えることも必要です。

　「初寝坊」と考えるから自己嫌悪に陥るのですね。「初寝だめ」と捉えれば、 とても有意義と思えませんか。新年早々、睡眠の貯金ができたと考えるのです。第一、元旦など朝早く起きたところで、ロクなことはありません。くだらない新春番組を見るか、くだらない正月版の分厚い新聞を読むか、朝から酒を飲んで、体に悪いものをたんまり食べる。こんなことよりも、寝過ごす方がどれだけ、有意義か分かりませんね。

　「今年の元旦は、無事に寝過ごして、有意義だった」と、むしろ喜ぶべきなのです。