一発屋というと、スギちゃんや小島よしおを思い浮かべますが、お笑い界には数知れず一発屋的存在がいて、一発屋ゆえに、簡単には思い出せないものです。一世を風靡したスター的存在の一人に、レイザーラモンHGがいます。「フォー」の決めぜりふを世に流行らせ、一時期はテレビで見ない日はありませんでした。

　しかし、画面から消えてゆくのも早く、もはやテレビでレイザーラモンHGを見る日はありません。しかし、ここへ来て、相方のレイザーラモンRGが、ちょこちょことアメトーークなどに出演しています。

　彼の最近のネタは、浴衣を着てマイクを持ち、石井明美の「CHA-CHA-CHA」のリズムに乗せて、「あるあるネタ」を披露するというもの。しかし、「○×あるある　早く聞きたい」の繰り返しで歌の最後までひっぱり、２～３分かけてネタを１つしかいいません。これでは、ダメですね。最初見たときは面白いですが、すぐに飽きられます。要するに、何度もやるネタではないのです。

　これは、ムーディー勝山の失敗にも見られます。 歌ネタの場合は、その歌自体が面白いのではなく、その歌にいろいろなネタをぶち込めるような構成になっていて、聞くものを飽きさせない工夫が必要なのです。

　ちなみに、二人は最近でもTHE MANZAI2012に出場するなど、精力的に活動を続けているようです。