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「ビールは苦いから嫌い、飲めない」…ビール苦手派のカン違い
若者のビール離れということが言われて久しいですね。しかし、ビールは世界中で飲まれているお酒で、世界人類に共通して愛好者がいるだけの理由があるわけです。ビールの味わい方は、ワインや日本酒、ウイルキーなど他のお酒とは異なります。
ビール嫌い派が口をそろえるのは、「ビールは苦い」ということです。確かにビールは苦いのですが、苦いから嫌いだというのなら、飲み方が分かっていないからです。
なぜなら、ビールは「のどごし」で味わうものだからです。これだけテレビCMでも繰り返し言っていても、ビール嫌いの人たちは、言葉でしか分かっていないのです。
ビールなんて、初めて飲んだら誰だって苦くてマズイものです。これをおいしいと感じるためには、何度か我慢して飲む経験が必要で、そうするうちに、ビールの飲み方をマスターしてきます。
飲み方とは何か?
ビールをイッキに流し込み、舌で味わう暇をなくし、喉まで一瞬で到達させる。そして、その瞬間、舌の味覚を一瞬だけ飛ばすのです。そう、目をつぶるように、耳をふさぐように。
こうすることで、苦い味わいからは解放され、直接、のどで味わうことができるようになります。子供の頃は苦くて飲めなかった粉薬を、大人になると、要領よく飲めるようになりますね。あれと同じです。
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