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近年の就職活動は、たくさんの横並びの学生が、似たような就職先を希望することから、受験戦争に次いで人生における第二の試練といった感が強まっていると言います。しかし、受験戦争と異なる面もたくさんあります。
まず、募集人数が多い入学試験と異なり、企業の募集人数は往々にして少ないことがあり、それを出身大学や研究室ごとの「枠」を割り当てているようなケースでは、数少ないイスを、顔を知っている友人と取り合うことになるのです。
この場合、相手を出し抜くことが重要になっていますから、一緒にOB訪問や情報収集をしている友達でも、本質的には敵です。そして、こういうときに友達をはめて自分が優位に立とうと考える人間が出てくるのです。
同じ企業を狙っていなくとも、受験に比べると「就活」は、人間のイヤな部分が露骨に出てきやすいと言えます。勉強は「してないふり」をするのはたやすいですが、就活ではなかなかできません。そして、勉強ではなく面接などを通して、変に自分に対する自信を高めてイヤな人間になっていく学生が多いのも事実でしょう。
こうして、就活によって友人を失ったり、人間関係が壊れることは仕方がないことです。むしろ、人間の本性が出るところなので、化けの皮が剥がれたという方が正解です。相手が一方的に自分を憎んできた場合でも、同様です。よからぬ友人に早く
見切りをつけることができて良かったと考えましょう。
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