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第二次東京オリンピックで、東京の中心地が東に移動?

 
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 2020年に東京で2回目のオリンピックが開かれることになり、関連施設が多く建設される予定の台場・有明・晴海地区などの湾岸方面が活況を帯びてきそうです。メイン会場こそ、都心近くにある国立競技場となりそうですが、オリンピックで脚光を浴びるのは、もっぱらい湾岸地区となるかも知れません。

 これに伴い、これまで東京の人口や文化の中心が都心よりやや西にあった傾向が、東に移動するのではないかと言われています。簡単に言うと、新宿・渋谷などが相対的に没落し、代わりに台場・有明などの湾岸地区や、それにほどちかい銀座・門前仲町・錦糸町などが栄えるのではないかというのです。

 銀座の隆盛は今に始まったことではありませんから、不動の地位を保ち続けると思われますが、副都心としての新宿・渋谷・池袋の地位が相対的に低下するのでしょうか?

 元来、都市は大気汚染が地球自転の関係で東側に流れやすいため、都心より西側が環境が良く、西側に向かって発展すると言われていて、これは世界の多くの都市で実証されていることです。高級住宅地は都市の西側にあるのが常識なのです。

 加えて、液状化の危険度も見逃せません。オリンピック景気に湧いて、湾岸地区にマンションを買うような流されやすい人たちは仕方がありませんが、長期的に見れば西側優位は崩れようがないと言っても良いでしょう。
一時的なトレンドは東に傾くかも知れませんが、一過性のものです。

 万博跡地のように閑散として、兵どもが夢の跡……といった荒涼とした風景が目に浮かびます。それが、2025年の湾岸地区の姿かも知れません。

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