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友達がいない・少ないことを、人に知られたくない・隠したい

 
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 元来、人間には友人が多い人と、そうでない人がいます。それは単なる個性の一つで、本来であれば「友人が多いのが偉く、友人が少ないのがダメだ」ということはありません。遊び方も人それぞれです。一人遊びが好きな人は当然、一人で過ごす時間が長く、友達の必要性が低いのですから、友人も少なくなりがちです。そういう人にとっては、友人が少なくてもいわゆる「間に合っている」状態なのであって、別に友人が多い人に比べて劣っているわけではありません。

 「でも、友人が少ない人は、友人を作る能力には劣っているのではないか?」と思うかも知れません。本人が必要としていない能力ですから仕方のない面がありますが、確かに友人を作る能力自体は弱いかも知れません。しかし、これはコインの両面に例えることができます。友人が多い人は、友人を作らなくても生きていく能力、孤独に耐える能力に劣っているケースが多いのです。群れないとやっていけないというのは、ある種、心の弱さでもあります。

 問題は、「本当は友達が欲しいのだけど、友達ができない」という場合です。こういう人も意外に多いのですが、この手の人には、やはり「友人は多くは要らない」という人が多いようです。しかし、それがために経験が少ないので、友達ができにくいのです。仕事を任された人が成長し、任されない人は成長の機会がないので成長できないのと同じです。

 最近の若者の間では、この「友達が欲しいけどできない」人が増えているようです。彼らは、自分に友達がいないことを「格好悪い」と思っていますので、それを隠そうとします。

 友達がいないことを知られないようにするというのは、方法は大きく分けて2つです。<ひとつは、友達がいるフリをするということです。もう一つは、一人でいるところを見られないようにすることです。そんな彼ら・彼女らにとって、大学の学生食堂で一人で食事をしているのを見られるのは最高の恥。隠れてトイレの個室で食事を済ませる人もいるというから驚きです。

 はっきりいって、そんなことだから友達ができないのです。自分が、
友達を欲しいことをどうどうとアピールして、誰かを誘ったり、または誰かの輪の中に入る。そして、上手に人を頼って甘えることです。プライドが高い人と友達になるのは普通はイヤなので、プライドだけは絶対に捨てることです。

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