肝臓の硬さを計測するエラストグラフィとして、フィブロスキャンという医療機器を備える診療機関が増えています。肝臓の硬さは、肝線維化の目安になりますので、肝硬変などの重篤な病気になる前に対策するために非常に有用な検査と言えるでしょう。 しかしこのフィブロスキャンの結果の数値である「E(kPa)」についての目安はなかなか明示されてている資料がなく、ネットで探してもPDFの資料が見つかりますが、信憑性に欠けるものばかりです。 正常な肝臓のE(kPa)の値は、2.0~4.0と言われています。これを超えると徐々に要注意で、6.0を超えると慢性肝炎が疑われます。さらに12.0を超えると肝硬変が強く示唆されます。 なるべく基準値内に収まるように酒量をコントロールすることが望まれます。