良く、フランスに旅行に行って、店員や、道を聞くときなど、英語で聞くといやな顔をされたり、答えてくれないといったことが言われます。フランス人は誇り高く、ライバルのイギリスの言葉を使う人など、不快で見下されるのだ、と。果たしてそうなのでしょうか? この根強い説は、かつて、フランスのお年寄りなんかは、そういうこともあったという程度のようで、現在、観光地や交通機関、レストランやホテルで、英語で話したからと言って嫌がられるということはほとんどないようです。 しかし、忘れてならないのは、 フランス人にとって英語はあくまでも外国語だということです。嫌いとか何とかではなくて、しゃべれないということも十分あり得るということです。日本でその辺の人に英語で話しかけても、英語をしゃべれないことが多いですね。フランスでは、日本ほどではないにしても、やはり英語が得意でない人は普通にいますから、流ちょうに答えたり、にこやかに対応する余裕がなかったりというのは当たり前だということです。 だからといってムリにフランス語を勉強してから行く必要はありませんが、英語が通じないフランス人がいても決して腹を立てたりすることのないようにしたいですね。