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トップバリュ削減方針、イオンの決断に業界激震!?

 
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 スーパー・ジャスコを展開するイオンが、プライベートブランド「トップバリュ」を4割削減するというニュースが発表され話題になっています。

 プライベートブランドは、大変利益率が高いため、小売業にとってはとても魅力的なものです。それで、ナショナルブランドを追いやり、売場に占めるプライベートブランドの比率を高めていった。これは、戦略としては間違っていたのですね。結果として、消費者の選択の幅が狭まり、お客さんが店に来なくなってしまうのです。

 テレビに例えれば分かりやすいでしょう。コマーシャルを放送するとスポンサーがお金をくれるからといって、「コマーシャルの方が儲かる」などといってどんどん番組よりCMの比率を高くしていったら、視聴率そのものが下がってしまいます。

 また、プライベートブランドは、ナショナルブランドより安い上に、利益率が高いだなんて、「粗悪品中の粗悪品」だと言っているようなものです。産地偽装や健康被害などが生じても、おそらくOEM先のメーカーのせいにして、責任を逃れようとするでしょう。
そもそも、産地も明示されていないことが多いのが実状です。

 プライベートブランドほど消費者を馬鹿にした存在はないのです。

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