一般に、正常な夫婦生活を営んで１～２年たっても妊娠しないときは不妊を疑いますが、タイミング法、排卵誘発法、人工授精、フーナーテスト良好とすすむと、残された道は、現代の医学においては、「体外受精・肺移植」が最も有力な選択肢となります。

　しかし、医者は簡単に言いますが、高額な費用がかかるものですから、ここで断念する患者さんも多いのが実状です。しかし、１回だけ行なう、というのは、何回もダラダラと体外受精をするのに比べれば、はるかに効率がよく、コストパフォーマンスが高いので、あきらめるのも勿体ないですね。

　体外受精の相場は、 病院により異なりますが、１周期あたり、20～40万円が普通。また、採卵が失敗したとき、移植まで進まなかったとき、などで細かく料金が定められていることが多く、途中段階で終われば、その周期は安くてすむことが多いようです。

　一部の病院では、条件により成功報酬制度を取っているところもあるようなので、自治体の助成金なども含めて、活用していきたいところですね。