楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 言いにくい「高速増殖炉もんじゅ」の発音のコツ
>> 「ですよ。」は消えたの?[最近見ない芸人事情]
スポンサーリンク
 同じようなシーンで使われるこれらの言葉ですが、意味合いは少し異なります。正しく理解することで、清潔な生活にさらに近づくことができそうですね。衛生用品のパッケージに書いてあるこれらの言葉を、正しく理解するように心がけたいものです。

 まず、消毒とは、「毒を消す」と書きますが、実際には毒は多様な化学物質で、一様にこれを中和することなどできません。消毒とは、字とは異なりますが、人体に有害な微生物を殺したり、病原性を消失させることです。必ずしも、菌を死滅させることではありません。

 次に、除菌ですが、これは、読んで字のごとく、微生物を物理的に取り除くことで、洗い流すことなども含まれます。

 殺菌ですが、これは菌を殺すこと。しかし、「全てを殺す」という意味ではないので、半分でも殺せば殺菌は殺菌。

 滅菌という言葉が、細菌を全て死滅
・除去することになりますが、これは達成可能性がもんだいになります。滅菌は理想ではありますが、非常に低い確率で菌がごく少量残ってしまう可能性はあります。日本薬局方においても「最終滅菌法」としての規定があります。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。