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子供の頃というのは、数を数えるのを覚えていくことで、「大きな数」まで数えられることが一つの自慢になります。100までなら、誰でも数えたことはあるでしょうが、1000はちょっと大変で、1万は、殆どの人が数えることなく死んでいくでしょう。
そして子供には当然のように、「一番大きい数って何?」という疑問が湧きますが、「無限大っていうんだけれども、それ自体は特定の数ではない」という腑に落ちない説明を聞くことになり、なんだかモヤモヤします。
子供に「無限大より大きい数はないの? 一番大きい数は何なの?」と聞かれたらどう説明しますか?
親として、大人として、教師として、これはきちんと説明せねばなりません。このように答えましょう。
「もし、一番大きい数があったとするね。そうすると、それに1を足すと、その数よりも大きくなってしまう。ということは、最初の一番大きい数があったという前提が間違っていることになるね。だから、一番大きい数はないんだよ」
このように背理法で説明すれば、子供の理解を超え、
数学に対する興味を失い、以後余計な質問をしてこなくなるかもしれませんね。
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