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コンビニおにぎり 最初から海苔巻かれた「しっとり」派が急増!?

 
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 かつてコンビニエンスストアでおにぎりが売られるようになった頃は、2つの意味で斬新でした。一つは、それまで3個セットなどのおにぎり弁当が主流だったのに対し、コンビニのおにぎりは1個単位で販売したことです。もう一つは、海苔はパリパリの乾いた状態で添付され、食べる前に自分で巻いて食べる方式。コンビニのおにぎりは海苔がパリパリしていておいしい!と評判でした。

 しかし、しばらくすると、「しっとり風味」などと称した、海苔が巻かれた状態のおにぎりもコンビニの店頭に並ぶようになりました。元来、握り飯とは、海苔がないか、海苔が巻かれてふやけて磯の香り漂う食べ物であったのです。ご飯と海苔が一体となった何とも言えぬ風味は、弁当ならではのもの。

 今でも、コンビニの店頭では大抵、両タイプのおにぎりが売られていますが、不思議な現象が起きています。コンビニエンスストア各社は、ある時期からワンランク上の価格帯の贅沢おにぎりをラインナップし始めましたが、それはどのコンビニでも「しっとり風味」で海苔が最初から巻かれているのです。

 これは、しっとり風味の方は美味しくて高級感があるか、
高級品をのぞむ人はしっとり風味を選択する率が高いという、コンビニならではのマーケットリサーチに基づく戦略ではないかと推測されます。金持ちは、パリパリではなくしっとり、ということでしょうか。

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