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先輩と後輩というのは、部活においては入学年度、職場においては入社年度によって画一的に決まります。従って、「後輩より先輩の方が偉い」「後輩は先輩に絶対服従」とする日本的考え方は、正に体育会的思想の最たるもので、理不尽であり、本来は改められるべきものです。
もしあなたが、「後輩が自分を尊敬しない」「後輩にナメられている」「後輩が自分を馬鹿にしている」などと感じているなら、まずは自分の凝り固まった体育会系的上下関係の固定観念を捨てることから始めなければいけません。
人を馬鹿にしたり、軽く見たりするのに、先輩も後輩もありません。先輩だから尊敬しなくてはならない理屈はないし、見下されて当然な人は、後輩からも見下されます。
あれれ? 変ですね。別に、尊敬しろとは言わないが、馬鹿にするのをやめて欲しいだけだと。でも、人間は、「先輩なんだから言うことを聞け」というようなことを考えている人のことを、意外と見透かすものです。舐められているのは、先輩-後輩の関係を履き違えているからこそなのです。
もし後輩に馬鹿にされていると感じたなら、明日から、いいえ、
今日から、その人を後輩と思うのをやめましょう。同じ一人の人間として対等に付き合うようにすれば、近いうちに相手も、自分を尊重してくれるようになるでしょう。
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